【九死に一生】幽体離脱したかもしれないけど、質問ある？

昔、不思議な体験をしました。

僕は、お化けや幽霊などの『霊的な現象』は、あまり信じてないのですが、多分、幽体離脱をしました。

もしかしたら、思い込みかも知れませんが、不思議な体験でした。

小さい頃の話なので、少し記憶が飛び飛びですが、今でもその時の景色を覚えています！

・【10円玉】

３歳の頃。

僕は父親に10円玉をもらいました。

その当時、お金の価値はわかりませんでしたが、「10円あればお菓子が買える」という事は理解していました。

そして、10円が『自分のお金』という嬉しさもあり、テンションがあがってました。

僕は嬉しくて、仰向けの状態で10円玉を眺めてたのですが、突然手から10円玉が滑り落ちてしまった。

それが見事に口の中に入ってしまい、そのまま飲み込んでしまいました。

僕は苦しくなって、意識が無くなりしました……

けど、ここからが不思議なんです！

意識が無くなったはずの僕は、部屋の隅にいました。

そして、僕の目に見えたのは

「いやぁぁぁーー！」と悲鳴をあげる母親と、逆さまにされて背中を叩かれてる僕の体。

父親は電話をしてました。

兄弟も、逆さまで背中を叩かれてる僕を心配そうに見てました。

母親の叫び声で近所の人達が集まって来て、救急車も来ました。

僕は５メートルぐらい離れた視点から、救急車に乗せられる僕を見ていた……。

・【仮面ライダーblack】

僕は少し高い目線から、僕を乗せて走る救急車を見ています。

電線の高さぐらいだと思います。

そして、ここで一度、記憶が無くなります。

忘れてしまったのか、覚えてないのかわかりませんが……。

気付くと僕は病院にいました。

ベッドで寝てる僕の体と、僕の手を握る母親を、僕は部屋の隅から見ていました。

しばらくすると、隣の家のオバチャンが来ました。

そして、隣のオバチャンは、僕が大好きな仮面ライダーブラックの本を母親に渡してました。

僕は当時テレビやっていた、仮面ライダーブラックが大好きでした。

隣のオバチャンは、僕が仮面ライダーブラックが好きな事を知っていて

オモチャやパジャマや人形を買ってくれた事があります。

そして、隣のオバチャンは、また僕のために仮面ライダーブラックの本を買ってきてくれた。

『キャラクター本？』って言うんですかね？
歯医者に置いてありそうな感じの本です！

多分「目を冷ましたら渡してあげて」って感じだと思いますが、母親に本を渡してました。

ここで、僕の不思議な視点から見る景色が終わります。

・【九死に一生】

どのぐらい時間がたったのかわかりませんが、僕は、目を冷ましました。

母親は目を冷ました僕にすがりついて来ました。

ですが、僕はそれどころじゃない！！

なぜなら、仮面ライダーブラックの本が早く見たかった！！

「隣のオバチャンが持ってきた仮面ライダーブラックの本どこ？」

これが僕の第一声でした。

母親は凄く驚いていました！

「なんで知ってるの？」と。

そして、当時の僕は仮面ライダーブラックの本を貰えた事に喜んで、無事に退院したのですが

ある程度、歳を重ねてから、この時の事
を母親と話しました。

・死ぬ確率が高かった事

・10円玉がいい感じに引っ掛かってた事

・全身麻酔をしたけど、そのまま起きなくなるかも知れなかった事

・全身麻酔の最終判断するときは、覚悟した事

僕は俗に言う、九死に一生を体験したらしい。

そして

知るはずが無い、仮面ライダーブラックの本を、隣のオバチャンから貰った事まで知ってた事にビックリした事。

母は、その当時の僕の発言を不思議に思い、今でも僕が飲み込んだ10円玉を大事に持ってます！

おしまい。

・疑いもあります

最初に書いた通り、僕はこうゆう体験も含めて、霊的な現象はあまり信じてないです。

この話も、自分の体験談ではありますが、疑いの目で見ると

『後から聞いた事を勝手にイメージして脳で景色を作り出してる』

『そもそも、意識があった』

『耳で聞こえる内容の夢を見ていた』

など考えられると思います！

【逆さまで背中を叩かれる件】

【母の叫び声で近所の人が集まる件】

【救急車に乗せられる件】

は、それで説明がつく気もします。

ですが【仮面ライダーの本の件】は、全身麻酔されてた事を考えると、やっぱり不思議に思います！

なんにしても、もう一度、幽体離脱が出来たとしたら
絶対可愛い子の所に行ってやりますよ、僕は！！

風呂場とか行きますよ僕は！！