マルチ商法勧誘された時の話
勝手な憶測ではありますが、僕の経験上、今ぐらいの次期~夏にかけて『マルチ商法』や『ねずみ講』といった類いのものが多いですよね。
マルチ商法とねずみ講の定義がわからないので、そうゆうのまとめて『マルチ商法』に統一して書きます。
僕は今までに3回のマルチ商法勧誘未遂、2回の完全な勧誘をされた事があります。
その2回のザ・勧誘の内、1回は、わざとギリギリまで興味があるふりをし、奴らの手口を目の当たりにしました。
マルチ商法や、ねずみ講ってのを、やりたい人がやってる分には「勝手にしとけ!」と思いますが
中には上手に言いくるめられて被害に合う人もいると思います。
そんな被害者が少しでも減る事を願って、僕が経験したマルチ野郎の共通したポイントを書きます!
1、知り合いからの連絡
信じたくないけど、始まりは全て知り合いから連絡がきます。
何が怖いって、全く知らない人から勧誘されたら
「うるせー!」「黙れ!」「あっちいけ!」と蹴れるのですが、絶妙な知り合いから連絡がくるので、ついつい話を聞いてしまいます。
先輩、小学校の同級生、中には「メモリーに入ってるけど誰だっけコイツ?」ぐらいの奴です。
2、バーベキューorホームパーティ
連絡が来たとき、まずはバーベキューかホームパーティに誘われます。
「久しぶり!みんなでバーベキューしよーよ」
「友達の家でホームパーティするから来なよ」
て感じできます。
メンバーを訪ねると、友達や先輩や面白い知り合いと言われます。
こちらの『知らない人』が全員、もしくは数名います。
もしメンバーの中に自分の友人などがいた場合、自分と同じように獲物にされているか、グルの可能性が高いです
3、序盤は普通に楽しい
行ってみると、知らない人ばかりですが、気さくな人が多くて楽しく感じます。
それこそ「ウェーイ\(^^)/」なノリで打ち解けやすく感じてしまいます。
マルチ野郎共のチームワークに気を許してしまわないように気を付けてください!
4、話を聞いてくれる
後半戦ぐらいになると、合間にちょこちょこ、話を聞いてくれようとしてくる。
「最近どう?」から始まり
「何の仕事してるの?」
「えー!?大変だね。実は自分も昔、大変でさぁ…」
と、キャバクラのネェチャンばりに「うん、うん」と頷いて聞いてくれます。
自分に共感してくれる反応をするので、
次第にこっちも気分良くなって、どんどん喋りたくなっちゃいます。
この時が販売業の基本の、いわゆる
【信頼関係の育成】の部分になるんでしょうね。
5、攻撃の準備
バーベキューでの場合、
「もう少し喋りたい」
「せっかく仲良くなれたんだし」
という口実でファミレスなどに誘われる。
断っても「コーヒー1杯だけ付き合ってよ」など、半ば強引に誘われる。
バーベキューで散々話を聞いてもらったりした手前、かなり断り辛い。
ホームパーティの場合、
徐々に話題が『お金』『ビジネス』『将来』になっていく
話を反らしても、マルチ野郎共の巧みなチームワークで、気付けば話が戻る。
6、攻撃開始!
参加メンバーの中に『勧誘する人』と『勧誘される人』は、だいたい半分ずつ程度いて、気付けばグループ分けされてる。
勧誘される側が2人いる場合、勧誘してくるヤツも2人か3人で攻撃してくる
何らかの合図があるのか、ほぼ同時に、それぞれのグループで攻撃が始まりだす。
「さっきの話の続きだけど、もっと稼ぎたいと思わない?」
「今のままで、数年後って幸せと思う?」
など、各グループから聞こえだす。
もちろん、目の前のマルチ野郎も言い出す。
7、不安を煽る言葉
油断すると、「確かに…」と言ってしまいそうなぐらい、不安を煽ってくる。
自分の心の中の『楽して稼ぎたい』『お金持ちになりたい』って部分に火が付いてしまいそうなほどにツンツンと煽ってくる。
8、芸能人や成功者の話
「あの芸能人、何であんなに海外旅行出けるかわかる?」
「この写真の人、気まぐれで好きな時に海外行ってるんだよ」
「同じようになりたくない?」
など、夢を見させる事を言ってくる。
めちゃめちゃ言ってくる!
この辺りから、ここまで食らった数々の攻撃により、心が揺らいでしまいそうになる
9、マルチ野郎「今しかない!」
「最初だけ少しお金かかるけど、すぐに何倍も返ってくる」と、また夢のある話をし出す。
「決断は早い方が特!」
「チャンスは今!」
「やらなきゃ始まらない」
「一緒に稼いで楽しく生きようよ」
などと、畳み掛けに入る。
ここで、マルチ野郎のしつこさに耐えて断り続けないと、逃げ場の無い押し売りと、『楽に大金が稼げる』ってワードに言いくるめられそうになる。
ちなみに、初期投資は僕が見た中だと30万前後でした。
何故か2万ぐらいのプランもあったりした…。
30万だと良いところからスタートみたいな??感じだと思う。
延長試合
「ちょっと考えときます」
「いきなり今日は決めれません」
って感じで強引に一度終わらしたのですが、別の日に再度会うことになってしまった。
その日も言ってくる事の根本的な部分は、前とそんなに変わらないが
「一緒に頑張ろう」
「サポートするから」
という主張が多く、安心させてとどめを刺そうとしてくる。
『わざと興味があるふり』をしてるはずの僕でさえも、良い事しか言ってこないので、正直、興味が出そうで危なかったです。
逃げる僕
場所はコメダ珈琲店
言いくるめられそうな事に身の危険を感じた僕は
これ以上、話を聞くと頭がおかしくなりそうだったので
テーブルをバーン!!と叩いてマルチ野郎の話を遮断しました。
マルチ野郎が「え?何でキレた?」みたいなアホ面してましたが
「100万ぐらいの金で満足したくないわ!」
と自分にも言い聞かすように怒鳴って、500円だけ置いて逃げた。
振り返ることなく、マッハ逃げた。
この時、すぐに着信拒否をし、勝利を確信した事で、僕は『逃げるが勝ち』の本当の意味を知ったのかもしれない…。
まとめ
細かいところは違うパターンもあるかと思いますが、今まで経験したマルチ商法の勧誘はこんな感じでした。
『勧誘される』とまではいきませんが、バイト先の子やコンパで知り合った子やナンパについてきた子なんかも、マルチ商法を勧誘する場所に誘ってきた事があります。
マジでどこから勧誘が来るかわからないので、被害に合いたくない人は、微妙な知り合いからの連絡は、少し警戒した方がいいかもしれませんね…。
ちなみに少し前にパチンコ屋でスロット打ってるマルチ野郎を見かけました。
気まぐれで海外行けて、楽して稼げて「サポートするから一緒に稼ごう」とか「今の生活で幸せ?」とか言ってた割にはスロットで負けてイラついてましたわ(^^)
僕も偉そうに言えんけど( ̄▽ ̄;)