一匹のダメ男でも誰かの役にたてたら良い日記

足のニオイが人一倍臭いダメ男が「こんな僕でも一万人に一人にぐらい役にたてたら」と思いながら書く日記

【恥ずかしい勘違い】「オモチャ屋さんじゃないんだ…」

勘違いって怖いですよね(´・д・`)


僕は子供の時、勘違いして辱しめを味わった事があります!


勘違いしてから何年か後に、やっと真実をしりました!って話

ニンテンドー64

僕が小学5年生ぐらいの時、『ニンテンドー64』が発売されました。

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引用http://ja.m.wikipedia.org/wiki/NINTENDO64

周りに数人か買った子がいたのですが、自慢するんですよ、奴ら!


それがまあ腹立つんです。


「やっべー楽しいわーロクヨン!!」


振動パックぶるぶるつって、ぶるぶる~つって!」


「イッツミーマーリオォ!!」


まぁ子供ながらに嫉妬しました!


で、「僕も64欲しい、僕も自慢したい」って思いました。


ですが僕の親は


「ゲームは自分の小遣いで買いなさい!」


という主義なので買ってくれず、小遣い1000円の僕には
何万円もするニンテンドー64を買うなんて夢のまた夢!

ですが、気付いちゃったんです!

「お年玉があるじゃないか」って。

僕の時代がやってきました!!


季節は冬。


毎年貰えるお年玉の金額なら、ロクヨンを買うだけのお金が貯まる!


「お年玉で買うぞ!」


と僕、決意!!


そしてお正月をカウントダウンしながら待ちました。

・待ちに待ったお正月がやって来た!

予定通りニンテンドー64を買うだけの金額が手に入りました!

むしろソフトも2つぐらい買えちゃう勢い!

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「待ってろマリオ!」


「待ってろ広末涼子!」


振動パックのCMに出る広末涼子にウインクして
僕は以前から気になってたオモチャ屋さんに向かうのだった…。


その『オモチャ屋さん』が『オモチャ屋さんじゃない』とは知らずに……。

・おもちゃ王国

今は名前や作りも変わったのですが、近所に

『○○のおもちゃ王国』

っていう建物がありました。


いわゆるホテルです。


愛を育む『○○ホテル』



その建物に以前から垂れ幕があったんです!


ニンテンドー64 あります!』って。



おもちゃ王国って名前だし、ロクヨンあるって書いてある。


そのホテルは、僕からしたらオモチャ屋さんだった。


そして行ってみました。


8階建てぐらいの沢山ゲームが置いてありそうな王国!!


「何階あるんやろ?わくわく」


「色んなオモチャ見たろかい!わくわく」


ゲームボーイのソフトも買ったろかい!わくわく」


期待を胸にのせて扉オープン!

悲しみのない自由な空へ!!
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不思議な感覚を覚えました

あれ?と思いました。

「何ここ?」

でした。


人がいないし、液晶画面に映し出された部屋の写真。


『A~D』までランク付けしてある部屋の画面。


『休憩3980円~』の文字。


「何これ?ゲームレンタルの店?」


軽くパニックでした。



しばらく立ち尽くしていると、タイミング良く大人が来てくれました。


男女の大人。おじさんとおばさん。


『大人は正しい。大人はすべて知っている!』


僕は『わからない事は大人に聞く!』ってスローガンがあるので、すぐにおじさんとおばさんの元へ行きました。

・オモチャ屋さんではない!

『真面目が売り』の僕は尋ねました。

ロクヨン、何階に売ってますか?」

と。


「え?」ですよ、渾身の「え?」


多分、おじさんもおばさんもパニックだったでしょうね。


おじさん「え?」


おばさん「え?」


僕「え?」目キラキラ。



二人もロクヨン目当てでオモチャ屋さんに来たと思ってたのに。


大人はすべて知っているはずなのに…。


僕は仕方ないので説明をした!

■ゲームを買いに来た事


■『ニンテンドー64あります』の文字の事


■初めてこの店に来たので右も左もわからない事


おじさんが教えてくれました


「ここはオモチャ屋さんではないよ」

と。

優しい人達で良かった

おじさんとおばさん、口々に説明してくれました。


もちろん、卑猥な事は言わずに。


「ここは大人が休憩する所だよ」


「高い喫茶店みたいな所だよ」


「ゲームは売ってないんだよ」


「子供にはまだ早いお店だよ」


って感じで。


僕思いましたね、「ふ~ん」て。



ここの店ではロクヨンを買えない事を悟り


「はぁーい」


と言い、僕を見送る二人に頭を下げて、愛車のマウンテンバイクにまたがり、おもちゃ王国を去った。


「何が『ニンテンドー64あります!』だ、嘘つき!!」


と呟きながら……。


数年後、僕はそこが『大人の喫茶店ではなかった事を知った……。

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